プリンタのエコタンクや大容量インクは本当にお得?


当方、独自で調べた記事で、いずれのメーカーの関係者でもありません。あくまでも「個人の意見」です。参考にされた場合のいかなる事由も当方は一切責任を負いかねますので、あらかじめご了承下さい。

また、この記事内の価格は編集時のものですし、将来、リンク切れ、情報が古いという事態になります。


先にお断り

この記事を書いたきっかけは「本当にエコタンクはオトクなのか?」と思ったからですが、インクコストをメーカーごとに色々と調べていくうちに「コストの算出方法に違いがあることが判明」したため、単純な比較ができなくなりました。

ですので、最終的は「プリンタの購入は個人の好み」でお選び下さい。

あくまでも「エプソンのエコタンク」「エプソンの従来カートリッジ」「従来カートリッジの各メーカー」の違いを書いた記事と判断して下さい。


持論ですが、プリンタ選びにおいて言えることが

・写真をキレイに印刷したいかどうか?写真を印刷しない場合は、本体のランクを下げるのも選択肢に

・1ヵ月に何枚印刷するのか?

・1年を通じて、年賀状の印刷で最も使うだけで、あとはあまり使わないといった、ご家庭ごとに異なる使い方の違い

といった部分をまず、頭に入れて置いて頂ければと思います。

 

メーカーは順不同で、共通の条件は「A4カラー文書の印刷」です

 

1.エプソン・EPSON (公式

エコタンクを最初に採用したと思われるメーカー。エプソン公式の「コストシミュレーション」が便利

発売中のプリンタを選び、「1ヵ月にプリンタで印刷する、およその枚数」を入力し「シミュレーション開始」をタップ(またはクリック)するだけで、エコタンク搭載型もしくは従来のカートリッジ型、のインクコストが表示されます。

ちなみに、そのサイトのインクコストとは、2018/9/3時点のプリンタ本体の価格と印刷枚数に応じたインク(用紙は含まず)の合計とのことです。

 

色々、試した結果の中で2つ取り上げると、機種「エコタンク型の EW-M571TW」(エントリーモデル・公式)だと毎月26枚以上印刷したらお得ということがわかりました。

 

タップ(またはクリック)で拡大します、なおこの画像は1ヵ月20枚として作成しました

同様に「エコタンク型の EW-M770TW」(ハイエンドモデル・公式)だと、毎月53枚以上印刷したらお得ということがわかりました。

この枚数の差の理由として、ハイエンドモデル(59980+税)とエントリーモデル(34980+税)という本体価格の違いで、ハイエンドのM770の方が高いため「毎月53枚以上印刷する使い方でエコタンクのメリットが出る」と考えられますが、詳細はエプソンにお尋ねください。

ちなみに機種ごとのA4カラー文書1枚あたりのランニングコストは公式より

M770は約1.3円

M571は約0.9円

でした。

 

★ちなみにエコタンクではない、従来のカートリッジタイプの

EP-881AW ホワイト(白)公式)は、仕様により1枚あたり約12円でした。

 


2.ブラザー (家庭向け公式

家庭向けのインクジェットプリンターで

大容量インク搭載の「DCP-J988N 参考価格42660・公式」と通常インクの「DCP-J978N-W 参考価格23760・公式」とを比較した表です。

タップ(クリック)で拡大します

A4カラー文書で1枚あたりのランニングコストは

J988N(大容量)は約3.7円

J978N(通常)は約8.4円

でした。その他、給紙枚数やレーベル印刷の有無に機種の違いがありました。

12/14 追記

https://www.brother.co.jp/product/printer/special/tco/index.aspx

このページの真ん中の「枚数によるコストシミュレーション」が可能で、

月に70枚以上印刷される場合は、DCP-J988N(5年使用)がお得と表示されました。

 


3.キャノン・Canon (公式

キャノンの場合、個々のプリンタに「標準容量」と「大容量」の2種類のインクが販売されています。

 

PIXUS XK80(ピクサス XK80・公式・オンライン価格40880+税)の場合、仕様ページより

A4カラー文書で1枚あたりのインクコストは

大容量インク 約5.7円

標準容量インク 約7.1円

でした。

 

さらに別機種の PIXUS TS8230 ホワイト (白)(ピクサス TS8230・公式・オンライン価格30880+税)の場合、小容量インクもあるそうです。同様に仕様ページより

A4カラー文書で1枚あたりのインクコストは

大容量・標準容量インク 約9.9円

小容量インク 約14.8円

でした。


■総評

ご覧の通り、まず高いのは

エプソンの従来インクEP-881の約12円や

キャノンTS8230の小容量インクの約14.8円

 

メーカー毎に価格を比較すると、あくまでもこの記事に掲載したプリンタだけの例ですが

エプソンのエコタンクシリーズ(M571/M770)が0.9~1.3円

ブラザーのJ988Nなら約3.7円

キャノンのXK80で大容量インクなら約5.7円

が安いという結論になりましたが、実際はインクコストの算出方法(詳細は後述)が異なることが判明しました。

重要

「エプソンの従来タイプ」と「ブラザー」と「キャノン」は「同じ算出方法」、しかし「エプソンのエコタンク」は「方法が違う」そうです。

そのためエプソンのエコタンクの「0.9~1.3円」が数字通り最安とは私は言えません。

 

大容量インクやエコタンクに対する持論

年に数回しか印刷しない場合、インクが固まる・変色する・劣化する可能性があることを想定した方が良いかもしれません。とくに、あまり印刷されないご家庭では、インクノズルにインクが詰まり「久しぶりに印刷したら、かすれて印刷できない」という症状になることが多い模様です。(ヘッドクリーニングをして直らない場合はメーカーサポートに電話をするのが近道です)

そういう使いかたの方は、固まったインク全部を廃棄したり、修理などに出費がかさむ可能性があります。

また、互換インク(非純正インク)はトラブルになりやすいと聞きますし、私は過去に互換インクで苦い経験があるので今は一切使用していませんし、メーカーにサポートや修理に出した際、互換インクと判明すると保証やサポートが受けられない可能性がある、ということだけは明記します。

 

結論

「毎日、ひんぱんに印刷される方」はエプソンのエコタンクタイプや、ブラザーの大容量タイプやキャノンの大容量インクがコストパフォーマンスは良いと思います。

逆に「あまり印刷されない方」には従来のプリンタで充分かもしれませんが、いずれの場合も最終判断は読者様でお決め下さい。

ちなみに同じメーカーでも機種ごとにコストが異なります。

 

補足

●インクコスト算出方法

・エプソンの場合

エコタンク搭載モデルのカラー印刷コスト算出方法について
イールド枚数(各色での印刷可能枚数)算定については、ISO/IEC24712(測定画像)を用いてエプソン独自に算出したシミュレーション値です。(シアン、マゼンタ、イエローは合成平均値)。ISO/IEC24711(測定基準)には準拠していません。・・・(注)用紙コストは含みません。

・カラーインクジェットプリンターのカラー印刷コスト算出方法
・印刷コスト算出方法はJEITA(社団法人電子情報技術産業協会)作成発行の「家庭用IJ プリンターの印刷コスト表示に関するガイドライン」に準拠。イールド枚数(各色での印刷可能枚数)算定については、国際標準規格であるISO/IEC24711(測定方法)、ISO/IEC24712(測定画像)に準拠。・・・(注)用紙コストは含みません。

 

・ブラザーの場合

コスト計算につきましては、JEITA (一般社団法人 電子情報技術産業協会)作成発行の「家庭用インクジェットの印刷コスト表示に関するガイドライン第2版」に準拠して算出しています。印刷コストは、インクコストのみを算出しました。
一般文書イールド規格”ISO/IEC24711(測定方法)、及びISO/IEC24712(測定画像)”に準拠し、各インクカートリッジのイールド枚数(印刷可能枚数)を求めました。製品が「インク交換」を表示した時点から測定を開始しています。

 

・キャノンの場合

普通紙のインクコストは「家庭用インクジェットプリンターの印刷コスト表示に関するガイドライン」〈社団法人 電子情報技術産業協会(JEITA)制定〉に従って表記を行っていますので、その計算に必要な印字可能枚数はA4普通紙文書の印字可能枚数の国際標準規格「ISO/IEC 24711」(測定方法)および「ISO/IEC 24712」、「ISO/IEC 19752」(測定画像)で測定しています。・・・普通紙の印刷コストは、インクコストのみの数値です。