ロボットアニメの話は意外に複雑

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ロボットアニメ=子供が見るもの

という固定観念を持たれている方が多いのは理解できます。

しかしながら、大人になった自分がネットやCSでその頃の番組を見直すと、「子供の頃の自分ではストーリーを理解できていなかったはず」と思える作品が多く、例を2つ挙げますと

・地球および植民地惑星を束ねる大統領のような立場の父と、その父の政治手腕に反感を持った息子が独立を望む反政府勢力についた「親子の戦い」である、太陽の牙ダグラム。

・突如として現れた軍隊が惑星最大の国を滅ぼしたうえに、惑星そのものを支配しようとしていた時、敗れた国のお世継ぎが生きていたことが知れ渡ると、それまで耐えていた民衆が各地から集まって反旗を翻すという惑星内の戦いに、宇宙の秩序を監視する組織が関わる、機甲界ガリアン。

この2つは1980年代ですが、一方、現在放送中の「ガンダム 鉄血のオルフェンズ」は、大人たちの世界に巻き込まれた孤児たちが、強い絆で生き抜こうとするロボットアニメです。

ざっくりいえば、生まれながらにしてエリートで裕福な生活ができる子供もいれば、ヒューマンデブリという名で人身売買されたうえに戦場に借り出される子供もいる、という悲惨なアニメで、

ガンダムという名がついていますが、小学生以下のお子さんが見ても到底、ストーリーを理解できるわけもなく、大人の私でなんとか世界観が理解できる難易度です。

ただ、子供たちが悲惨すぎてかわいそうという一言で終わるのではなく、「戦争は不幸な孤児を生む」「どこかの国のように子供に兵器を持たせるのはよくない」、だからこそ「戦争や争いはすべきではない」というテーマが見え隠れしているガンダム作品であり、

前述の2作品同様にオルフェンズもロボットがメインというより、ストーリーの盛り上げ役としてロボットが登場していると思われます。

ただし、実際はアニメ製作費の回収にプラモデルなどの関連ビジネスを盛んにする必要があるため、多数のロボットを登場させ、放送が終了しても利益が生まれるような「ビジネスモデルの一例」になっていて、長い期間で見ればストーリーよりもロボットの方がお金を生んでいるようにも思えます。